公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

サクラの冬芽等

117日(土)
 
  午前中は太陽が出ていい天気だったが、午後になると次第に雲が出て変な天気になってきた。今日は朝から公園の冬の姿を見ることにしていたが、用事があり見に行くのは午後になってしまった。奥の公園では老人のグループがグランドゴルフを楽しんでいた。また、手前の公園では親御さんが小さな子供を遊ばせていた。
 
 道路側にあるトサミズキを見ると、枝に丸い球がついているのが目立った。いうまでもなく冬芽である。よく見ると上の方が黄色く色づいているのが分かる。この姿を見ると確実に季節が動いていることが分かる。
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トサミズキの冬芽
 
 近くのドウダンツツジの枝にも赤褐色になった冬芽が目立つようになっている。こちらは紡錘形をしている。鱗片を見ると、褐色の中にピンク色をした部分が見られる。アップ写真を見ると、実にきれいに映る。
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  公園にはソメイヨシノのサクラはないが、その代りヤエザクラなどがある。この写真を撮ろうとすると、いつも露出の調節がうまくいかず、鮮明な写真が撮れないので、つい観察が遠ざかっていた。今日は何とか鮮明な写真を撮らなくてはと試みた。褐色をした楕円形の冬芽が葉痕の上についているのが分かる。冬芽の頂上の方は色がやや薄くなている。
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ヤエザクラの冬芽 
 
 公園の東側に1本のカンヒザクラがある。この冬芽を見て、先ほどのヤエザクラと比べてみた。カンヒザクラの方は色が薄く、形も膨らみがあるようだ。こちらの冬芽は台座に載っているような姿をしている。
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 早めに花が咲くサクラがある。ヒガンザクラかマメザクラと思うが、この冬芽は花が小さいこともあり、冬芽もひと回り小さい。しかし形はヤエザクラによく似ている。サクラの冬芽の鱗片の縁には毛があるのか、境が白色にはっきり見える。特にこのサクラは顕著である。
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ヒガンザクラかマメザクラの冬芽 
 
 公園にギョイコウという緑色の花を咲かせるサクラがある。「珍しい花を咲かせるなぁ」と毎年楽しみにしている。しかし、多くの一般人はこのサクラの存在に気が付いていないようだ。この冬芽は高いところにあるので写真が撮りにくい。何とか望遠で撮影してみた。形をなどいろいろな点でヤエザクラの冬芽によく似ている。種類を知らないで見ると、区別ができない。
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ギョイコウの冬芽
 
 
撮影:116
 
 
記  平成27117日(土)