公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

節分を考える

116日(金)
 
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節分時の境内
 
  雨、久しぶりのお湿りである。公園の草木もこのお湿りで生きがえってくるだろう。出初め式、新春の集い…と新年が明けてからずるずると日が過ぎてきた。1つの行事が終えると、すぐ次の行事が迫ってくる。
 いま目の前に節分がある。節分の歴史を調べると、字のごとく「季節を分ける」ということらしい。従って4つの季節の分かれ目、立春立夏立秋立冬が該当する。4つのうち、立春が1年の始まりと考える風習から、節分というと春の節分を言うようになったという。
(参照:今日との祭礼と行事(番外編))
 
 毎年大きな神社やお寺の節分では、有名人を呼び華やかに行われ、マスコミもその賑わいを伝えている。季節の節目の行事として全国に定着しているようだが、問題点が表面に出ていない。
 自治会や町会運営に携わっていると、節分前になると、神社の総代さんを通し人員、経費の依頼が自治会・町内会へ来る。この依頼に自治会・町会が応じなければならないのだろうか。例年、自治会・町会は依頼に応じてきているが、問題点を指摘する人が多くなっている。この問題を解決するために、「よその自治会・町会はどのように対処しているのか」実情を知りたいと思い資料を探したが、今のところそのような資料は見つからない。
 今年の2月3日は火曜日で平日である。住んでいる自治会・町会の神社の要請では、依頼された人は朝から夜まで節分行事に携わることになっている。しかも、携わるのに経費を負担することになっている。どこのお寺、神社でも同じなのだろうか。夕方行われる豆まきは節分の1コマに過ぎない。晴れやかな行事の陰には庶民の人力と財産が大きな支えになっている。この支えが時代とともに大きな負担と変わってきている。
 
 町内をまわる風景(昨年のもの)
 
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  記  平成27115日(木)