公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

冬芽(ニシキギ、ハクウンボクなど)

1219日(金)
 
 公民館のモクレンの脇にボケがある。今日も赤い花が咲いている。ボケは周りに花のない時に花をつけてくれる。しかもその花はきれいで人目を引き付ける。「綺麗なものにはとげがある」という通り、ボケの枝にも鋭いとげがある。
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ボケの花
 
 赤紫に染まったニシキギの葉もほぼ散ってしまった。この枝は赤褐色で、翼があり、他の樹木とは少し違っている。よく見ると、丸味のある冬芽がついている。褐色の小さな鱗片で覆われている。枝の翼が珍しいので、「どんな役割をしているのか」調べてみたが、詳細に説明しているものは見つからなかった。
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ニシキギの冬芽
 
 ニシキギの垣根の奥にハクウンボクの樹が1本ある。この樹の葉は大きく、下向きに沢山の花をつける。花の感じはエゴノキに似ている。調べるとエゴノキ科に入っている。似ているのも当然になる。この樹の冬芽も小さい。2つ組になっており、大きい方が冬芽の主芽で、小さいのは副芽というらしい。
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 垣根として植えられているハマサカキに白い花が咲いている。見ると、いずれも下を向いている。花を上へ向けて写真を撮ると、雄しべが見える。ハマサカキは雌雄が別株だという。するとこの花は雄花になるようだ。
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ハマサカキ
 
 公園の中央に来て、ハナミズキの冬芽を見た。帽子のように膨らんでいるのが花芽である。帽子の姿は、たくさんみられたが、今は大分少なくなっている。原因は何だろうか。よく枝が折れている時を見たが、ひょっとすると、折れなのかもしれない。
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 太陽が雲の中に入ると急に寒くなる。公園もうす暗くなった。公園の中央のネムノキの枝からから黄色い果実が下がっている。公園もこれから寒くなる。
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ネムノキ
 
撮影:1215
 
 
  記  平成261219日(金)