公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

冬芽(カンヒザクラ、ギョイコウなど)

1217日(水)
 
 日が出たり陰ったりしている。日が出た隙に写真を撮ろうと午後公園へ出かけた。公園の脇の道路にパトカーが来ている。近くで何かがあったのだろうか。寒いので遊んでいる小さな子はいない。小学生と中学生がグループで遊んでいた。
 この寒さにも、ごく僅かにハクチョウゲが咲いている。この時期まで咲いていたのを見た記憶がない。入口を入りヤエザクラのところへ行った。来年咲く花芽は夏頃からつくられるので、この時期には成長した様子を見ることができる。冬芽の様子を見ると、中央が膨らんでおり、先へ行くと次第に細くなっている。冬芽のついている新枝は下の部分とは少し色が違い、艶がある。冬芽の表面はほとんど毛がないようで、照り輝いて見える。
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ヤエザクラの冬芽
 
 レンギョウを見ると、黄緑色の短い枝にぎっしり冬芽がついている。3つぐらい輪生しているところも見られる。先端にある冬芽が丸く膨らみ蕾のように見えるものもある。これは花になるのだろうか。例年、年内に12つの花を見かけている。ひょっとすると、この蕾に見えるものは咲くかもしれない。昨年は1222日に開花を見ている。
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 公園のジンチョウゲは年々少なくなっている。手入れが行き届かないせいか、今見ているジンチョウゲにも勢いがない。蕾を持ち始めているので見ると、全体の蕾の数が減っているようだ。しかし、1つの花のように見える頭花の花芽を見ると、数が89なので例年と変わっていない。
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 公園にカンヒザクラ1本ある。楕円形の冬芽が台座に載っているように見える。冬芽を包む鱗ペンの先に白色の毛があるようだ。頂点ではそれがよくみえる。また、よく見ると11枚の鱗ペンの縁には細かい切れ込み(鋸歯)が見える。保育園側にはギョイコウという珍しいサクラがある。つくりはヤエサクラの冬芽に似ているが、形が違っている。こちらはやや細目になっている。
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カンヒザクラの冬芽             ギョイコウの冬芽
 
 撮影1215
 
  記  平成261217日(水)