公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

総選挙

1216日(火)
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  1214日(日)朝6時、まだ外は暗く、寒い。風のないのがさいわいで、襟巻をして選挙会場へ向かった。スタッフの多くは既に来ていて、事務作業を始めていた。多くの準備は既に前日に終えていたので、今日は当日の準備だけになる。それでも役所関係の人は11つ点検しながら準備を進めている。選挙事務をする人たちへの心遣いが大変である。机の配置、ストーブの石油の量、事務用具、コンピュータの調子、時刻の確認・・・等使う神経は計り知れない。どの1つ取っても間違いがあれば非難される。選挙が始まるまでの心労は現場にいる人でなければ分からない。
 時刻の確認、ラジオが報じる時刻を聞きながら午前7時を待つ。スイッチを入れたラジオの音声が途切れる。電波の調子がおかしいのだろうか、外へ出てラジオを色々な方向へ向けてみる。外では問題ない。そのまま玄関先へ戻すと、またおかしくなる。横にしたり、縦にしたりして、音声のよく聞こえる位置を捉える。直前だが間に合った。もう外には数人の人が集まっている。
  選挙管理者が「これから総選挙・国民審査を始めます」と宣言する。外に集まっていた人が入ってくる。いよいよ選挙事務の始まりである。入ってきた人は。受付で、本人確認を行い、衆議院小選挙区の投票用紙をもらい、記入席へ行く。記入が終えると、投票箱へ投函することになる。このとき、投票者、責任者、管理者、立会人、庶務担当の方の立会いの下で投票箱の中の確認が行われる。確認後には施錠され、初めて施錠された投票箱に投函が行われる。以後の人は、記入が終わり次第そのまま投函することになる。衆議院小選挙区の次は比例制の選挙、国民審査となる。いずれも投票箱の確認が行われ、施錠後投函が行われる。以後、投票箱の鍵は開票場でなければ開けられないように保管される。
 最初の投票者が入場すると、玄関が開かれたままになる。外の冷気が投票場の奥まで入ってくる。ストーブを焚いていても、まだ部屋全体が暖まっていないので、寒さが感じる。案内として、玄関先を担当した人には寒さが堪える。その場から動けず、じっとしていなければならないので、一入寒さが身に堪えてくる。投票用紙を配布する人の作業も神経を研ぎらす。11枚確認するのに神経を使う。常に机の上にある投票用紙の枚数を数え、枚数を確認している。
 衆議院小選挙区、比例性選挙までは順調に進むが、国民審査になると、進みに戸惑いが出てくる。「これなぁに?」と思う人が出てくる。「審査を受ける人がどんな人なのか」多くの人が知らない。従って審査のしようがないというのが現実のようだ。
 投票場へは家族そろってくる家庭もあった。小さなお子さんが投票箱を珍しがり、投函する姿が見られた。小さいうちから選挙に関心を持たせる面ではいいが、間違えて入れないよう親は気配りする必要があると感じる。
 投票者の出足を見ると午前10時ごろと午後2時から3時ごろに集中しているようだ。この時間帯が外出しやすい時間ともいえる。投票率50%を若干切るような様子であった。投票率が低いのは関心がないというよりも、期待が持てない、選べる人がいないと思っている人が多いようだ。
 
  記  平成261216日(火)