三ッ池公園の紅葉 3
12月9日(火)
花の広場を見下ろしながら右へカーブしている遊歩道を進んでいく。この道筋から谷間に広がる紅葉を見渡すことが出来る。日光を受けた上の部分が赤く、黄色く輝いている。緑、赤、黄色そして箒状のケヤキが織りなす景色を魅了する。
谷間に広がる紅葉
右にイイギリが現れてきた。葉は大きなハート形をしている。黄色く色づき始めているが、まだ緑の方が多い。イイギリは粒状の赤い果実をつける。しかし、この時期は既にひとつも残っていない。
イイギリ
垣根のサザンカがいつの間にかヒバに代わってきている。ヒバについては詳しく調べたことがない。ヒノキの仲間に近いので、葉の裏側を見た。白色の模様が見える。この模様の様子がこの仲間の識別になっている。サワラ、ヒノキとも違い、花模様に見える。調べると、アスナロになった。ビバと呼んでいたもの、「これがアスナロか」とあらためて知ることになった。
葉の裏の模様
花の広場の奥まったところ、遊歩道の近くにハゼノキが1本ある。赤くきれいに色づいている。最近ヤマハゼを知ることになり、ハゼノキとの違いが気なった。葉柄や枝に毛がたくさんあれば、ヤマハゼになる。よく見たが、毛の存在は不明である。この樹はハゼノキで間違いないといえる。
ハゼノキ
ハゼノキ :毛は不明
左上の斜面にトウカエデが見えている。トウカエデは幹の樹皮がめくれるように剥げかかっているので、ムクノキの幹などにも似ている。葉を見ればムクノキとの違いが分かってくる。葉は黄色から褐色、赤色へと変わっている。
トウカエデ
トウカエデの葉
右前方に葉が色づいている大きな樹がある。枝が横へ長く伸び、黄褐色になった葉をぎっしりつけている。コナラであると思っているが、葉が小さいのが気になった。葉は倒卵形に見えるので、コナラであると思う。この時期になると、葉も縮み始め形が変形してくるので、判断が難しくなる。
コナラ
撮影:12月5日
記 平成26年12月9日(火)