町内防災訓練
12月8日(月)
12月7日(日)、公園で町内の防災訓練が行われた。暖かく風のない日になったので、防災訓練をするには都合がよかった。役員さんは9時に公園へ集合し、準備をした。公園はつい先日落ち葉を片づけたのだが、見ると、沢山たまっている。この落ち葉を片づける会場つくりから始めた。一寸した作業でごみ袋20袋ぐらい溜まった。見るとケヤキにはまだ結構葉が残っている。少し風が吹けば、あれがまた落ちる。ようやくイチョウも黄色くなり、落葉を始め出した。まだまだ落ち葉片づけは終わらない。
準備をしていると、消防車が2台と消防団の方が見え始めた。町内の参加者も現れた。天候に恵まれ何時もより多くの人が集まってきてくれた。
落ち葉片づけ
10時に整列をし、浦島消防署の署長さんからあいさつがあった。「関東大震災規模の地震が起こると、大きな被害が出ることが予想される。阪神大震災の際は消防団の方が現場へかけつけられず、被害を大きくした経緯がある。このようなときは消防署や消防団の人は、火災現場等へ行くことになるので、地域の人の力が必要になる。」等貴重な話をしてくれた。
浦島消防署の署長さんからあいさつ
消火器の扱い方
最初に消火器を使った初期消火の訓練が行われた。毎年体験しているが、1年たつと忘れるものである。そういう状態なので、ことが起こった時はパニック状態になり、果たして訓練通りできるかどうか。体験しておくことは大切である。
消防団の方が、丁寧に実演を入れ説明してくれた。
初期の消火の仕方の手順
*初期消火に入る前に、119番通報することを強調された。
(1)大きな声で助けを求める「誰か119番してください!」
(2)大火になるようであったら、逃げることを考える
(3)消火器を持って火元へ近づく
(消火器の持ち方・・・下の取手を持つ、上のレバーを持つと放射してしまう)
(4)キーを抜く
(5)ホースをはずす
(6)掃くように放射する(燃えているものにかける)
説明後、各自が体験を始めた。キーを抜くと、消火器が噴射してしまう恐れがあるので、このキー操作のタイミングが重要になる。
訓練風景
訓練風景
心肺蘇生
従来は人工呼吸と合わせて、心臓マッサージが行われていたが、最近では意識のない人がいたら、まず心臓マッサージを続けることが重要であると指摘された。
・胸の中央に両手を重ねて指を組む
・下の手の指を上へ上げるようにする。
・肘を伸ばした状態を維持し、体重をかけるように押す。
こちらも体験してみた。消防団の人は一人ひとりの操作を見て、違っているところを指摘してくれた。おかげで、自分では言われた通りやっているようでも、実際には違っているところが分かってきた。
訓練風景
訓練風景
消火箱の説明と放水訓練
各町内には消火箱が整備されている。いざと云う時に、初期消火するのに必要な道具が収納されている。どんなものが入っていてどのように使われるか説明された。ここにこのような道具が入っていることは多くの人が知っておく必要があると感じた。
説明の後、実際の放水訓練に入った。まず、消火栓の位置を知っていなければならない。消火栓は重い鉄の蓋で蓋われている。この蓋をあけるのが容易なことではない。力のある人が開けなければならない。ホースの連結も注意深くする必要がある。
消火箱の説明
消火栓
放水訓練手順
1.ホースの連結
・ばいかをホースに散りつけ、消火栓へ連結する。
2.人員の配置
・放水する人 ・放水補助人 ・連絡する人
・栓を操作する人
3.配置を確認して、放水開始
・放水者「放水お願いします!」
・連絡者「放水お願いします!」の伝令
・栓を操作する人「消火栓を操作する」
神社横に駐車している車があり、訓練に多少支障があったが、皆さんかわるがわるそれぞれの位置につき訓練に加わってくれた。お互いの輪がなければ、放水は危険で難しいことが分かってきた。
見本:放水訓練
放水訓練
消防署、消防団のご協力により、防災訓練を終えることが出来た。多くの人の協力がないとこのような行事を実施することは難しい。その点では我が町会は多くの人の協力があった。特に家防部長、女性部長さんの陰の力には感謝したい。また、一人でも多くの方が参加されることを望みたい。
撮影:12月7日
記 平成26年12月8日(月)