浦島丘で見る冬芽
12月6日(土)
藪の入り口にタブノキがある。以前はもっとたくさんあったのだが、鬱蒼とした景観になったので、何本か伐採されてしまった。観察する方からは前のままの方が良かったが、仕方がない。タブノキの枝先に冬芽が出来ている。頂点がうっすらと赤みを帯びている。この冬芽を見るたびに「綺麗な幾何学模様を描くなぁ」と自然の仕組みに感心させられる。
頂点がうっすらと赤みを帯びたタブノキの冬芽
タブノキの冬芽を見て、そろそろ冬芽の観察時期に入ったと感じた。近くにニワトコがある。最初は何の樹か分からなかった樹でも、見ていくうちに分かるようになってきた。このニワトコもその1つになる。花が咲けば名前も分かりやすいが、冬芽の時期は分別が難しい。
ニワトコの冬芽
シロダモ
トウネズミモチにはまだ果実が下がっている。上の方の多くは鳥に食べられたりし、なくなっているが、まだ下の方にはたくさんついている。一気に落ちたりしないで、「随分長く枝についているなぁ」と感じている。
まだ残るトウネズミモチの果実
キヅタの新芽が地面を這っている。最初これはヘクソカズラカと間違えていた。よく見て行くうちにキヅタであることが分かった。艶のある丸い葉が対生している。樹に巻きついたりする時の葉はこのように丸くはない。全く変わった形に変わっている。「こんなにも変わるのか」と思うくらいで、別物になっているようだ。
キヅタ
撮影:12月4日
記 平成26年12月6日(土)