公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

浦島丘で見る冬芽

126日(土)
 
 藪の入り口にタブノキがある。以前はもっとたくさんあったのだが、鬱蒼とした景観になったので、何本か伐採されてしまった。観察する方からは前のままの方が良かったが、仕方がない。タブノキの枝先に冬芽が出来ている。頂点がうっすらと赤みを帯びている。この冬芽を見るたびに「綺麗な幾何学模様を描くなぁ」と自然の仕組みに感心させられる。
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頂点がうっすらと赤みを帯びたタブノキの冬芽
  
 タブノキの冬芽を見て、そろそろ冬芽の観察時期に入ったと感じた。近くにニワトコがある。最初は何の樹か分からなかった樹でも、見ていくうちに分かるようになってきた。このニワトコもその1つになる。花が咲けば名前も分かりやすいが、冬芽の時期は分別が難しい。
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ニワトコの冬芽
 
 シロダモが花期を終え、実をつけ始めた。シロダモ、ヤブニッケイも区別が難しい。今実を結んでいる果実は丸く緑色になり、来年の秋ごろに熟して赤くなるという。「今までは1年中ついているなぁ」と誤解していた。
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シロダモ 
 
 トウネズミモチにはまだ果実が下がっている。上の方の多くは鳥に食べられたりし、なくなっているが、まだ下の方にはたくさんついている。一気に落ちたりしないで、「随分長く枝についているなぁ」と感じている。
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まだ残るトウネズミモチの果実 
 
 キヅタの新芽が地面を這っている。最初これはヘクソカズラカと間違えていた。よく見て行くうちにキヅタであることが分かった。艶のある丸い葉が対生している。樹に巻きついたりする時の葉はこのように丸くはない。全く変わった形に変わっている。「こんなにも変わるのか」と思うくらいで、別物になっているようだ。
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キヅタ
 
撮影:124
 
 
  記  平成26126日(土)