公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 中丸の丘と松原越休憩所

1120日(木)
 
 北門を抜け中丸の丘へ向かい、山へ入る。左にクヌギ右にミズキを見て階段を上っていく。急にうす暗くなり、視野が狭くなってくる。階段は直ぐに左に曲がる。この曲がり角で、先日見たクヌギを確認した。クヌギは高くそびえている。幹は堅そうな被目になっている。幹はコナラに似ている。コナラとの違いを考えてみた。
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クヌギ:前方に見える
 
 クヌギのそばにイヌシデがある。灰色の幹で、縦方向に筋模様が見える。一見ミズキを思わせる。葉が手の届きそうな所にあったのが幸いだった。葉はケヤキに似ていが、葉脈がほぼ平行になっていて鋸歯の先端へ伸びている。ケヤキクヌギの間をとったようだ。
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イヌシデの幹
 
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イヌシデの葉
 
 イヌシデを見て振り返ると、右上の方が明るくなってきた。灰色の滑らかな幹が並んでいる。奥の方にも続いている。何の樹が考えた。コブシのように見える。葉が分かればと上空を見た。葉の先が幅広くなっている。
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コブシ 
 
 中丸の丘へやってきた。高台だけに景色がいい。山の尾根を送電線が走っている。まだ紅葉には早いが、薄らと色づいているのが分かる。この景色からは、ここが市内とは想像できない。このような環境に接すれば、気持ちも穏やかになる。環境が人の気持ちを変えることが分かる。
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中丸の丘からの景色
 
 中丸の丘の周りにはクヌギヤマボウシ、エノキ、ミズキなどの樹木が生い茂っている。中でもエノキ、クヌギの高木が目に付く。この丘から松原越休憩所への道がある。少し下り坂になっている。
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クヌギヤマボウシ、エノキ、ミズキを見ることができる
 
 何かが動いた。風のためではない。注意してみると、柵の上にリスがいる。こっちが止まっていると、相手も動かない。思わず写真に収めた。
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様子を窺う リス
 
 松原越休憩所は坂を下ったところにあった。ここから下の水田風景を見渡すことが出来る。イヌシデとクヌギが見えた。イヌシデは先ほどほど見たが、確認のために再度見た。葉を確認しようとすると、よく見えない。3時を過ぎてまだそれほどでもないのに辺りは暗くなってきている。まだ先があるので、急ぐことにした。松原越休憩所ではサクラ、シデ、ムク、コナラなどを見ることが出来た。
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サクラ、シデ、ムク、コナラを通して水田風景が見える 
 
撮影:1113
 
 
  記  平成261120日(木)