舞岡公園 小谷の里からさくら休憩所へ
11月15日(金)
小谷の里へ着いた。天気が悪いせいか、うす暗くなっている。庭では何人かが働いている。皆ボランティアであるらしい。これだけの里を守っていくのは容易なことではない。日ごろの苦労に感謝したい。
門を入ると、昔の田舎の庭である。ここの古民家は農家の中でも豊豪な農家だったと思える。広い庭に、広い納屋がある。母屋は一般的な農家のつくりと同じで、田の字づくりである。部屋は4つで、土間があり、土間には炊事場が備えてある。4つの部屋の1つは床板の間で、食事をする場所になっている。中まで入ってみなかったが、田舎の家そっくりで、「こういうところでで生活していたんだなぁ」と錯覚に陥った。
古民家への入り口
庭
古民家 納屋と母屋
懐かしかった古民家を出て、もとの道へ戻った。細長い田園風景が伸びている。「向こうの端から歩いて来たんだぁ」と、いままで来た田舎道を思い出していた。ネムノキの休憩所があり、周りに葉を落としたネムノキがあった。変わった花だが、花はきれいである。ネムノキは荒れ地に先駆けて侵入する樹木で、河原などに見られると云う。
ネムノキ
舞岡公園を急ぎ足で回ってきたが、そろそろ終点の坂道になった。頭上を樹の葉が多い周りがさらに暗くなってきた。カーブを曲がるところで、再びコブシの樹に出会った。暗いので確認は難しかったが、幹は間違いないと思う。上空の葉をとらえて確認した。
コブシ
ここにきて、スダジイに初めて気がついた。多分通り過ぎたところにもあったと思うが、自然の豊かな舞岡公園には町の中でよく目にするスダジイ見ることがなかった。スダジイで思い出したが、マテバシイも見ることがなかった。
さくら休憩所
撮影:11月7日
記 平成26年11月15日(土)