公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 中丸の丘から木道へ

1113日(木)
 
 中丸の丘から松原越休憩所へやって来た。ここにはヤマボウシがある。ここのヤマボウシの葉は下の方にあったのでよく観察できた。葉脈の様子や幹の様子を見ると、花がなくともヤマボウシと分かる。瓜久保の家から見てきた、木肌に灰色の斑点が見られた樹木はこのヤマボウシと同じであったと思えてきた。
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幹                              葉
 
 ここから細い山道に入り階段を下りて行った。中はうす暗くなってきた。藪の中に樹皮が細かく割れていて堅そうな樹木が見えた。樹木は多くがまっすぐ上へ伸びている。葉も高い所にあるので、下からはよく見えない。粗い割れ目ならばコナラと分かるが、これはコナラではない。「何だろうか」と上の方の葉を望遠で撮影してみた。分かるような写真が撮れていた。細長い楕円形で、縁には棘のような鋸歯がある。一目でクヌギではと思った。クヌギならばよく目にしている。記憶をたどり、「そうか」と納得した。しかし、このような山の中で見るのと、公園などで見るのとでは全く違って見えてしまう。
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 山道を下りきると、田園風景が目の前に現れてきた。狭かった視野が開け気持ちがいい。別世界へ来た気持ちになれる。広い池がある。コンバインで稲刈りが行われていた。こんな光景を見るのは初めてである。池の周りには多くの人がカメラを設置して何かを狙っている。バードウオッチングのようだ。池の対岸を見ると、そちらにも何人かの人がいて同じことをしている。時折、こちらの人へ合図を送っている。野鳥の動きを伝えているのだろう。
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稲刈り風景                       バードウオッチング
 
 沼地には対岸へ行けるように木道が設置されている。短い距離だが木道を歩いてみた。両側にはオギの穂が高く伸びていて、人の姿が埋もれてしまいようだ。対岸には先ほどのバードウオッチングの人が静かに動いている。岸辺の崖を見ると、緑の中に黄色が鮮やかに映った。「何の樹の黄葉だろうか」と近寄った。見ると、ヤマノイモの葉であった。「ヤマノイモの葉はこんなにも鮮やかに色づくのか」と気がついた。。
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穂を高く伸ばしたオギ
 
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撮影:117
 
 
  記  平成261113日(木)