公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 坂下口から前田の丘へ

1110日(月)
 
 舞岡公園は自然に恵まれた大きな公園であるというので、何時か行ってみたいと思っていた。機会ができたので出かけた。戸塚駅からバスに乗ろうと地図を見ながら時刻表を見ていると、バス関係の人がこのバスで、坂下口で降りれば行けると教えてくれた。早速バスに乗り、地図を広げていると、隣の座席の人が、坂下口で降り、少し戻れば入口へ行くと教えてくれた。こちらの人は何と親切な人ばかりなのだろうと思った。
 教えられた通り進むと、道の脇にせせらぎが現れてきた。次第に田舎の雰囲気が出てきた。さらに進むと、せせらぎは道かはられ離れ左へへ曲がって行った。直ぐに公園の入口へやって来た。右側の崖を見ると、コムラサキの紫色の果実が見えてきた。「そろそろいろいろなものに出会える」と気持ちが踊るようになってきた。枝が曲がりくねった樹が出てきた。「この樹は何だろうか 」と入口に入る前からまごつくことになった。一応エノキの樹と思ったが、自然の中で見ると戸惑うことになる。割れ目のない樹皮を見て、葉を確認した。撮影した葉は鮮明ではなかったが、判断出来そうだ。
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エノキ
 
 直ぐそばに紅いカラスウリの果実が見えた。カラスウリは珍しくはないが、見えてきたものは出来るだけ撮影しておこうと撮影した。
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 いよいよ舞岡公園へ入ることになる。直ぐにガマズミの赤い果実を見つけた。葉は円形に近く、先が尖っており、葉脈がしわのように走っている。最近何度か見ているので、特徴が少し分かってきた。毛があるというので、確認した。表裏両面に短い毛があることが確認できた。 
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 ガマズミ           
 
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表                             裏 
 
 先へ進もうとすると、初めてきたので、見るもの見るものが目新しく思えた。大きな葉が伸びていた。この葉は何の樹から出ているものかと調べた。藪の奥から出ているようで、幹までは確認できないので、答えは出せなかった。大きな葉が互生につき伸びている。表裏には毛が見当たらない。裏面が灰緑色なっている。縁には細かい鋸歯が見られる。図鑑で調べると、名前は「キブシ」に辿り着いた。キブシなら今頃果実があるという。果実は確認できなかったので、確かなことは分からない。
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キブシ?
 
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表                               裏
 
 黄色い花があった。葉を見てシロダモと分かる。この花がなかったら、ヤブニッケイと区別がつくかと言われると、かなり難しい。シロダモの葉は枝先に集中しているといわれるが、いま見ているシロダモはそのようには見えない。
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シロダモ
 
 
撮影:117
 
 
 記  平成261111日(月)