公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シロヨメナ

1026日(日)
 
「シロヨメナ」とはどんな花だろう。この辺でもシロヨメナを見ることが出来ると聞き、探して歩いた。都筑の自然生態園で初めてシロヨメナを見とき、名前の表示がしてあるので、間違いないと思った。
 そのシロヨメナは描いていたイメージとは違っていた。「これノコンギクと違う?」と思った。ちょっと見ただけでは、どこが違うのか全く分からなかった。花の中央部分が幾分緑色に見える。しかし、幾分緑がかったノコンギクはいままでも見てきた。
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シロヨメナ 
 
 葉を見ると、濃い緑色で、大きい、艶がある。この辺がノコンギクとは違っているようだ。「ノギクの違いは冠毛にある」というので、冠毛を見た。長い、ノコンギクと変わっていない。さらに違う点はないものかと見たが、これ以上は分からなかった。
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シロヨメナの葉
 
インターネットで調べると
花を横から見ると総苞(茎との接続部)は細長く筒状(ノコンは半球状)
また総苞片は淡緑白色で、先端にわずかに色の濃い斑がある(ノコンは先端周辺が紫色)
とある。
 これは大きなヒントになると思い見直した。
 
 筒状と半球状の違いの判断は難しいが、写真ではこの違いが分かるようだ。
シロヨメナの総苞片については分かり難いが、ノコンギクの先端周辺が紫色というのは頷ける
 
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イメージ 4ノコンギク                           シロヨメナ
 
  シラヤマギクは花弁の揃いが変則である。ところがシロヨメナの花弁はきちんと整っている。これと似た花を見てきてはいるが、その花はノコンギクと考えてきた。花の中央を見ると、緑色がかって見える。ここの点が気がかりにはなっていた。
 
 シラヤマギクの下の方の葉は大きく翼があり、どの葉もざらざらしている。シロヨメナの葉も結構大きい、しかし柄がなく、翼もあるとは言い難い。
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イメージ 6シラヤマギク              シロヨメナ 
 
考察
 ノギクの区別は難しい。花弁が不完全なシラヤマギクは何とか分かるが、他は難しい。近くに見られるものはほとんどノコンギクに見えていたが、シロヨメナが身近にあるとは分からなかった。「この花がそうなのか」と知った時は、一瞬吃驚した。しかしよく見ると、ノコンギクとの違いが分かってきた。
 
  
  記  平成26年1026日(日)