シロバナサクラタデ・サクラタデを見る
10月23日(木)
下の方に水路が見える。流れている水は多くはない。遊歩道から水路を覗くと、足のすぐ下にホトトギスが見えた。いままでホトトギスを見たのは大抵崖であった。ここも崖には違いない。下には水路があり、環境は日陰で湿っている。ホトトギスは、こういう環境に適しているのだろうか。
崖に咲くホトトギス
水は澄んでいて、綺麗に見える。水面をすいすいと動くものがある。葉の間から洩れる日に照らされて、うすく姿が見える。「アメンボウ」ではないだろうか。「ミズスマシ、アメンボウ」懐かしい名前である。小さい時見ただけで、何十年と見たことがない。自然が豊かであったころを思い出す。
アメンボウ
小さな沼地が見えた。田舎の方へ行けば当たり前の風景だが、都会ではなかなか見られない風景である。今度はミゾソバが見つかった。アキノウナギツカミ(アキノウナギズル)のあったところからそれほど離れてない。ここは、ミゾソバが一面に広がっている。耳の大きな独特な葉が分かる。
暗がりを進むと、白い小さな花があった。シロバナサクラタデと名前がつけられている。1本だけ竹に支えられて保護されている。花をつけたのはこの1本だけだった。数が少ないのだろうと思った。
シロバナサクラタデ
1本樹をめぐると、そこにシロバナサクラタデにそっくりな花が咲いていた。ここにもサクラタデと名前がつけられている。違いを見ようと思ったが、暗く、時刻も遅いので出来なかった。ただ名前から想像はできそうだ。
サクラタデ
撮影10月18日
記 平成26年10月23日(木)