アキノウナギツカミ(アキノウナギズル)とガマ
10月22日(水)
見えてきた沼地
せせらぎの緑道を進むと、左側に沼地がある。このような風景に出合う機会は、いまはなかなかない。以前は水田の跡が沼地として残されていたところもあったが、ほとんど消えてしまった。保存されたこのような所へ来ないと出会えなくなったことは残念だ。
沼には色々なものがありそうに見える。最初に目についたのは、アキノウナギツカミ(アキノウナギズル)であった。アキノウナギツカミ(アキノウナギズル)と言っても始めて見たものである。ミゾソバによく似ている。花は似ているが、葉が違っている。
アキノウナギツカミ(アキノウナギズル)
葉は茎を抱いているように見える
葉や茎(つる)を触るとざらざらしていて、指先が引っ掛かる。葉の裏側の葉脈と茎に逆刺毛がついている。拡大してみると、かなり鋭い逆刺毛であることが分かる。
鋭い逆刺毛
花は小花がたくさん集まって塊状になっている。どれか咲いているかと思っていろいろ探したが、うす暗くなってきていたのか、咲いているものは見つからなかった。
アキノウナギツカミ(アキノウナギズル)の名前を知り、「奇妙な名前だぁ」と思った。
アキノウナギツカミ(アキノウナギズル)の花
目を上へ移すと、同じ湿地にガマが見えた。茶褐色の円筒がいくつも見える。ガマの姿を見るのも久しぶりになる。この円筒が小花の集まりである。小花がどんなものかまだ調べたことがない。どんなつくりをしているのか何時か調べてみたいと思っている。
ガマ
撮影:10月18日
記 平成26年10月22日(水)