ガマズミの赤い実を見る
10月13日(月)
湖畔は秋の様子を呈してきた。湖面をバックにヨシとセイタカアワダチソウがよく似合う。セイタカアワダチソウは先日色づいたと思ったら、既にいろいろな所で色づいている景色を目にするようになった。急速に秋が深まってきたことが分かる。ヨシは遠目にはススキに似ている。花を見て見たいと思っているが、水辺なので、採集できないのが残念だ。
ヨシとセイタカアワダチソウ
何時も見るハゼノキを見た。先日は果実がたくさん塊状になっているのが目に付いた。今日は葉が色づいてきたことが分かった。ハゼノキの紅葉は大変きれだ。早くもそのイメージが出てきている。
色づいたハゼノキ
ハゼノキのそばの垣根から白色の花が顔を出している。花は十文字をしている。センニンソウと分かる。「随分長いこと咲いているなぁ」と思った。今までこれほど長く咲き続けるのを注意してみることはなかった。継続して見ることが大切であることが分かってきた。
下の池の脇の藪に入った。ここもよく入る藪である。先日ヤブミョウガがあるのを見た。「今度は果実が見えるだろう」と思っていると、確かに果実が見えた。数は少なかったが、濃紺色をしていて艶があった。
ヤブミョウガの近くにキンミズヒキが果実を結んでいた。この果実は赤味があり、球形をしている。周りには針のようなものが一面についている。「この構造が面白いなぁ」と思って調べると、種子はひっつき虫ということで、、人などについて運ばれるつくりをしている。
ここの斜面を少し下ったところにムラサキシキブが何本かある。そろそろ果実が出来ているであろうと、様子を見た。果実はできているが、緑色のままで、紫には色づいていない。よく見ると、果実はぽろぽろ落ちているようだ。色づくころはかなり少なくなってしまう気がする。パークセンター前にはコムラサキがある。これを見ると、色の美しさは対照的である。
藪から出て、先日赤くきれいだったゴンズイを探した。探したというのは、赤い果実が見えないからである。「短い間に全て落ちなのかなぁ」とうとう見つからなかった。その代わり、小さな赤い実が見つかった。確か先日は見ていなかった気がしたが、何だろうかと考えた、頭に「ガマズミ」の名前が出てきた。本当だろうか。図鑑で調べると間違いなかった。「これがガマズミカか・・・」と思った。
ガマズミ
撮影:10月10日
記 平成26年10月13日(月)