公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

花の広場の秋

1012日(日)
 
 
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花の広場の花壇の1つ
 
 今日は平日なので、来ている人が少ない。そのため静かな観察が楽しめる。公園内は、花数が少なくなり、歩いていても色ものが見に入ってこない。時々眼に映るのはノコンギクの小さな花である。遊歩道を歩いて、花の広場へやってきた。
 いくつか植え込みがあるが、荒れ放題になっている。草むらからキバナコスモスの花茎が高く伸び沢山の花がついている。向こうを向いた花、こっちを向いた花と、それぞれ気ままの方向を向いているが、たくさん咲いていると、綺麗に映るものである。
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キバナコスモス
 
 キバナコスモスの向かいの花壇を見ると、ここも荒れている。ここに紫色の花が目た。ノコンギクに似ているが、真っ直ぐ伸びている。シオンではないかと思った。公園内ではここ以外にこの花を見かけない。シオンの野生は少ないという。
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シオン 
 
 シオンを見ていると、直ぐそばにどこかで見た覚えのある茶褐色の塊が見えた。ワレモコウと名前が出てきた。昨年は丘の上の広場でこの花を見ている。その時と比べると、はるかに背丈が高い。下に色々なものがあるため、背伸びをしてきたことが窺える。
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ワレモコウ 
 
 ワレモコウの写真を撮ろうと、植え込みに入ると、服についてきたものがあった。後で取ればいいと思い、そのまま写真を撮り続けた。出てきてみると、「これでもか」と思うほどついている。簡単に払ってみたが、全く落ちる気配がなかった。うすい扇型のものが強力な接着剤で張り付けたようである。調べてみると、アレチヌスビトハギの果実であることが分かってきた。
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アレチヌスビトハギの果実
 
 アレチヌスビトハギの果実を取るのに30分以上かかった。11つ取るしか方法がなかった。ベンチに腰掛け取っていると、目の前に赤紫のきれいな花に目がいった。フウロのような葉をしている。名前が分からず、課題にしておいた。その後別の場所へ移動すると、ゲンノショウコの花を見た。ゲンノショウコは白色の花をしている。先ほどの写真を見ると、色違いで似ている。色のついたゲンノショウコは見たことがあるが、「こんなに濃い色をしたゲンノショウコがあるのだろうか」という疑問は消えなかった。後で調べると、やはりこういう色をしたゲンノショウコがあると分かった。
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撮影:10月10日
 
 
  記  平成261012日(日)