公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヌカキビ

1010日(金)
 
 昨年ヌカキビについて調べた。丁度、ヌカボやトダシバなどと混乱していた時だった。その際、大分調べたので、かなり理解したと思ったが、時が経つと忘れて行くものである。また、その時の状況によって見間違えてしまうこともある。
 
昨年調べたヌカキビの特徴は
・葉鞘の片側だけに毛がある
・小枝の先には2つの小花が階段状につく
・小花はラグビーボール型で、先は白く尖る
 
 
 ヌカキビには葉鞘の片側だけに毛がある。なぜこのようになっているのか不思議である。この点を確認してみた。 
イメージ 1
葉鞘の片側だけに毛がある
 
 この写真だと、葉鞘の左右がしっかりしまっているので、片側だけに毛というのが左なのか、右なのか分からない。そこで分かりそうなのを探してみた。
イメージ 2
これだと、右の葉鞘に毛があることが分かる。
 
 さらに左右の葉鞘を少し広げてみると
イメージ 3
一層はっきりしてきた
 
 一層はっきりしてきた。なぜ片方だけなのかについては、別の機会に調べて妙と思っている。
 
 
 次に、鞘口と葉舌を見ることを試みた。
イメージ 4
 
イメージ 5イメージ 6
 
 ごくわずかの葉舌があるようだ。先端は水平で、ギザギザになっているように見える。葉の付け根の耳のところにも少し毛が続いているようだ。
 
 葉はそれほど長くはなく、葉の付け根は丸くなって茎についている。
 
イメージ 7
葉:長さ9cm 幅1cm
 
 節から新しい茎が出、根も出ている。 
イメージ 8
 
 
考察
 調べて行くといろいなことが分かってきた。葉鞘の片側に毛があることは明確になった。しかし、なぜだかは分からない。下の節を見ると、そこから根と新しい茎が出ているのが分かった。茎を伸ばしながら増えて行く様子が分かる。この点はメヒシバに似ている。
 
 
  記  平成261010日(金)