公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

大原みねみち公園

928日(日)
  
 公道へ出て、大原みねみち公園へ向かう。新都市計画でつくられたせいか、車道と歩道がきちんと区別されている。歩道は広く、両脇に樹木が植えられている。右にコブシの実が見える。コブシの樹を通りすぎると、両側にホオノキかトチノキと思われるものが見えてきた。葉は大きい。うす暗いので判断は難しかったが、葉の縁に鋸歯が見られるところからトチノキと判断できる。しかし、まだ樹が大きくないせいか、幹には独特の模様が入っていない。
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トチノキの並木
 
 せせらぎがせき止められ、小さな池に変わっている。池には鴨が泳いでいる。のんびりと泳ぐ鴨を見ながら休憩をとった。畦には水際まで草が青々と茂っている。こんな風景を見るのも久しい。草花を見ていると、田園風景を思い出す。先ほどの草原と同じように、ここでもカゼクサが目立つ。株の中から花茎を出し、そこに円錐状に穂をつけている。風に揺れる姿は秋の風情を一層強く感じさせる。
イメージ 2イメージ 3公園の標識                             鴨   
 
イメージ 4イメージ 5畦を埋める草原                            カゼクサ  
 
 せせらぎが細い水路に変わってきた。水路の両端は草が茂っている。ここはカゼクサに代わりイヌビエが主体をなしている。やや環境が変わるだけで、草の生態も変わっているのが分かる。
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イヌビエが優先する畦
 
  みねみち公園まで来ると、もう、随分歩いたことになる。汗がにじんできている。ここで休憩をとる。空は相変わらず曇り空で、行く先の方は雨雲に変わっている。水路の向こう側の藪の入り口を見た。ハギが咲いている。ここのハギは、先ほどのとは違うようだ。花茎が長く伸び、そこに花が互生している。一瞬ミズヒキと見えた。花は、先ほどのよりひとまわり小さいようだ。ヌスビトハギになるかもしれない。
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ヌスビトハギ
 
撮影:9月24日  
 
 
  記  平成26928日(日)