茅ケ崎公園、自然生態園
9月27日(土)
階段を下りて行くと、下に池があり、その周りには草原が広がっていた。一面に草が生えている姿は歩いてきた人に感動を与える。「緑は美しい」この景色を見ながら皆一休みをすることになった。この草原を埋めているのは、おもにメヒシバである。1株見ただけではそれほど見栄えを感じないが、このような景色になると、人を感動させる景色をつくり出す。メヒシバとともにこの景観をつくり出しているものにカゼクサ、イヌビエなどがある。
池の上の草原
水と草原、背景に樹木と絵になっている。グループの面々もカメラを向けている。ここで1枚の記念写真を撮ることにした。橋の上から素晴らしい景色を見ている写真である。皆さんの表情にどことなく喜びが現れている。カメラマンの一言、一言に耳と目がいく。シャッターが押され、カメラの赤い光がパッパッと光る。
池
遊歩道はせせらぎ沿いに続く。いや、遊歩道沿いにせせらぎが続くのか。どちらにしても閑静な山道を連想させる風景が続いている。ここら辺を茅ケ崎公園、自然生態園というという表示板がたてられていた。緑と水を見ていると、直ぐそばを車や鉄道が通っているとは思えない。樹木の間にチラッチラッと見え隠れするマンションの続きが異様な気持ちを抱かせる。
表示板
土手にハギが一面に咲いている。これを見れば、いやでも秋を思う。花も数よれば、数倍の美しさになる。我々のグループもことで足が止まった。多くの人がカメラでカチャリ、カチャリと撮影に熱中する。ハギの脇にツルボが咲いている。ハギに気を取られている人はツルボの存在に気がつかない。ハギの間に生えるこのピンクもまた別の味わいがある。むしろこちらの方が自然の秋を感じさせてくれる。
ハギ
公道に出て公園沿いに南へ進む。右手は新しい1戸建てが続くようになる。屋上ではバーベキューを始めているらしい。ここまでいい匂いが漂ってきた。天気は相変わらず愚図ついている。公園側に白色の小さな花が見える。しかし、ここからは何の花か決めかねる。写真を撮り、拡大してみた。葉は堅そうで、縁には鋸歯が見られる。思い当たるのはヒサカキである。しかしこの時期に咲くのだろうか。
ヒサカキ?
記 平成26年9月27日(土)