公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

せせらぎ公園

9月26日(金)
 
 9月4日(水)、保健推進委員会主催の「健康ウォーキング」が行われた。久しぶりに緑豊かな遊歩道を散策し、からだの保養を楽しむことができた。
 
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出発点 仲町台駅
 
 仲町台駅からものの数分歩くと、人、車などの雑踏のざわめきが途絶え、静かな世界が展開する。窪地の歩道の右手に小さなせせらぎがあり、数枚の落ち葉がその流れに乗って動いている。窪地を覆うようにシラカシやモミジが葉を茂らし、シラカシは緑色の小さな果実をたわわに付けている。
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 せせらぎ
 
 雲行きが怪しい天気である。窪地の道へ入ると、雲の動きも見えず、うす暗い。歩いている人も我々のグループしかいないようだ。右の上に、中学校が見える。あまり近いので、中にいる生徒が見えるような気がする。緑に囲まれた学習環境で育まれる生徒は幸せだ。
 モウソウチクの林が見えた。モウソウチクは斜面に生育するというが、確かにここも北の斜面になっている。幹や葉の緑を見ると、目が癒される。町の中で生活していると、このような緑を目にする機会がほとんどない。久しぶりに目の保養になる。モウソウチクの林の前のモミジも綺麗だ。
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 右の崖下に黄色の花と赤みを帯びた花が見える。黄色い花はキクイモになる。町の中でも線路の土手などにこの花を見る。しかし、残念なことに花をつけることが少ない。花の咲く直前に刈られてしまうからである。「咲いた花を楽しんでからでも・・・」と思うが、人の世はうまくいかないものだ。赤みを帯びた花はサルスベリになる。真夏の日差しの下に咲いている姿は歓喜に溢れているようだった。そのハサルスベリも、いま花の時期を終えようとしている。
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 キクイモとサルスベリ
 
 陸橋の下に赤い実がなっている。沢山あるので、見事な風景を見せている。グループの一団は一斉に駆け寄って、「これ何の実、何の樹」と互に聞いている。「ハナミズキ」と教えてあげた。「1度教わると、忘れないね」という声が聞こえた。坂を下ると、同じ樹が並木なっており、「ハナミズキ」と記名がしてあった。ここの遊歩道の脇の樹木にはところどころに記名がしてある。樹木の名前が分かれば散歩の楽しみも増える。 
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続く
 
 
  記  平成26年9月24日(水)