公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヨモギ

924日(火)
 
 ヨモギは季節を問わず、いろいろなところで見かける。葉の形と匂いが独特なので、多くの人が知っている。
 しかし、花は小さいものが群がっているので、具体的にどんな花をしているかと聞かれると、ほとんどの人が答えられない。ヨモギは、いま花を咲かせている。細かな点はルーペなどを使わないと知ることが出来ない。
 丘の土手を見たとき、茶褐色がかったヨモギを見つけた。あちこちに咲くヨモギを見ると、白色である。そのせいか果実が出来ていると思った。しかし写真を撮ると、自分の予想が違っていた。これが花の姿であることが分かった。1つの花は頭状花で、その中にいくつかの小花が入っている。いわゆるヨモギがキク科の仲間であることが分かる。ヨモギについてあまりに知識が乏しかったので、調べてみた。
 
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観察メモ
 
 ・髄があり、丸い、縦方向に筋があり、白色の毛がある。
・下の方は木質化している。
 葉 
   ・互生、深い切れ込みが2回にわたり入る。長さ:9cm、幅5cm 
  ・表裏に毛がある。表面は緑色、裏面は灰白色。
 
花茎
 ・複数の頭状花が互生している。
頭状花
 ・長さ3cm、幅1.5mm、柄2mm、2/3ほどが総苞に包まれている。
 ・中心:両性花、外側:雌花
雌花
 ・外側に或る紐状で透明のように見えるもの 
両性花 
・中心にある花。雄花の時期を通り、雌花の時期に入る。紫色がかって見える
  
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 茎:縦方向に筋があり、白色の毛がある
 
イメージ 3イメージ 4
葉の表
 
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イメージ 6葉の裏
 
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頭状花が互生
 
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 頭状花が数個付く
 
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頭状花 中心:両性花、外側:雌花
 
 
  記  平成26924日(火)