キツネノマゴ
9月23日(火)
秋の草原を歩き、日陰に入るとキツネノマゴを見る機会が出てくる。この花は小さく目立たないので、多くの人には気が付かれない。野草に関心のある人なら、この小さな花を見て、秋が深まりゆく様子を想像する。花の名前は、花の形が狐の尾に似ているところからきているという。尾ならば、ネコでも犬でよかったのではないかと思うが、如何して狐になったのだろうか。
特徴のメモ
・背丈は25cm。枝分かれが多く、下の方から対生に枝分かれする。
・茎は角張っており、縦方向に筋が見える。
・葉は柄がほとんどなく、枝の先に対生につく。長楕円形で、長さが2.5cm、幅が0.8cm。表面、裏面に短い毛がある。
・花穂状になって立ち上がる。長さは5cmぐらい。尾の感じはするが、狐の尾とは言い難い。
・唇形の花 下の花弁が大きく、先が3つに割れている。上の方は2つに割れているようだが、よく見えない。
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根元近くから枝分かれしている
茎は角張っており、縦方向に筋が見える
葉は対生 柄がない
葉の表、葉の裏ともに短い毛がある
花: 唇形の花 下の花弁の先が3つに割れている
平成26年9月23日(火)