スズメノヒエ
9月22日(月)
スズメノヒエと云っても何時も見かけるのはシマスズメノヒエかタチスズメノヒエであった。近くの公園ではタチスズメノヒエが圧倒的な勢力を振っている。たまにこれはスズメノヒエかと思ってよく見直すと、大抵シマスズメノヒエになってしまう。スズメノヒエを見ようと思ってもそのチャンスはなかなか訪れてこなかった。先日、偶然スズメノヒエに出会うことになった。そこで、貴重な資料の特徴をメモしてみた。
背丈:50cm、横へ伸びていて、あまり立ち上がっていない。
根元から数本の花茎が出る。
節は1つしかなく、ここから斜めに立ち上がる。
葉鞘より下の部分は扁平になっている
葉:長さ16cm、幅1cm、葉の基の方にしわがある。葉は茎を抱く。葉の表裏、葉鞘には毛がある。
穂は3本が互生する。長さ3cm、柄:1cm
穂の付け根に毛がある。
穂の片側に小花が2列になってついている。
小花:短い柄があり、円に近い楕円形をしている。
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根元から数本の花茎が出る 穂の付け根には毛がある
葉鞘には毛がある
小花が2列に並ぶ 小花
考察
シマスズメノヒエ、タチスズメノヒエ、スズメノヒエの3つ中では、見る機会が一番少ないが、スズメノヒエの小花には毛がないので、一番きれいに見える。葉などには毛がかなりあるが、他の二つよりは毒されていないようだ。調べてみると、シマスズメノヒエ、タチスズメノヒエは南米原産の帰化植物ということで、やはり繁殖力が旺盛であることが分かる。
撮影9月17日
記 平成26年9月22日(月)