公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アキメヒシバ

921日(日)
 メヒシバが至る所で猛威をふるっている。オヒシバと違い、少しでも土がやわらかいとそこへ侵入してくる。このメヒシバについて調べると、コメヒシバ、メヒシバ、アキメヒシバの3種類が出てくる。実際に野外で探すと、最初の2つは直ぐに見つかるが、アキメヒシバはなかなか見つからない。見つけようと、探していくと、名前の通り、秋口になった最後に出てくる。出てくるといっても、それほど多くはない。メヒシバの群落の脇に見つけることが出来たので、詳細を調べることにした。昨年も同じようにして調べたが、再度振り返ってみるのもいいだろうと思う。
観察メモ
・一端横へ伸びてから、斜めに立ち上がっている。
 横へ伸び:18cm 立ち上がってからの長さ:16cm
・全体が明るい緑色をしている。メヒシバは灰緑色気味。
・全体が扁平で、特に鞘の部分から下は極端な扁平になっている。
・花茎は短く2cm。
・葉は少なく3枚が互生している。一番上の葉は花茎を抱いているが、二番目、三番目は花 茎から離れている。
・一番目の葉:長さ16cm、幅1cm。
・葉の中央部に波があり、小さなこぶのようになっている。
・節は6節ある。15節まで。ほぼ横に這う。5節を境にして斜めに立ち上がる。
・頂点から3本花穂が出て、その下から2本が出ている。
・花穂の長さ:18cm~22cm
・花穂の花軸には小花が対生している?、小花の中には2個対になったところもある。
・小花:長さ2cm、幅1mm。小花には1mmの柄がある。
 
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頂点から3本花穂が出て、その下から2本が出ている
 
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中央部に波があり、小さなこぶの様になっている
 
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花穂につく 小花
 
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        小花が対生している?           2個対になったところもある
 
考察
 昨年調べたことを土台にさらに新しく気付いたところも出てきた。メヒシバを見ていると、小花が2個対になっているので、アキメヒシバはどうかと見ると、2個対になっているところもあるが、そうでないところもありそうだ。アキメヒシバの小穂の柄があまりにも短いので確認が難しかった。 
 
撮影:917
 
 
  記  平成26921日(日)