これはイヌビエか?
9月20日(土)
メヒシバなどの雑草が群がっている中に背丈の低いスズメノヒエが見えた。今まで目にしたのはシマスズメノヒエやタチスズメノヒエで上の方に高く伸びていたが、これは小さく横たわっているようだ。芽が出始めたのが遅く、しかも多くのものに囲まれていたので、成長も思うようにできなかったようだ。穂状になった花を見ると、毛が見られないので、スズメノヒエになると思う。
スズメノヒエ
スダジイの日陰に入ると、イヌホオズキに似た葉を広げているものが見えた。それも1つや2つではない。狭い部分だが、一角を占めている。イヌホオズキは、いま他のところで花をつけていて、棘がない。棘があればワルナスビになる。葉をどけてみると、棘が見えてきた。ワルナスビになる。イヌホオズキとワルナスビはよく似ている。2つの違いが分かるまで、この2つに随分悩まされた。
ワルナスビ
サクラの樹の下草を見ていると、チヂミザサが見えた。とくに珍しいものではないが、花の時期なので、カメラに収めた。白く見えるのは花から出た葯らしい。調べると、チヂミザサにもコチヂミザサ等色々あるようだ。
チヂミザサ
門を出ようとすると、大きなイヌビエがあった。田んぼなどでは大きなものを見たことがあるが、それはケイヌビエやアワであった。先日見たイヌビエは背丈が80cm、葉は細長い楕円形、長さ約28cm、幅1cmであった。これは120cm以上ある。葉も長く40cm、幅5cmほどある。これでも確かにイヌビエになるのだろうか。調べ直してみたいものだ。
イヌビエ
撮影:9月17日
記 平成26年9月20日(土)