アキメヒシバ
9月18日(木)
そろそろアキメヒシバの見られる時ではと思い、神奈川公園へ出かけた。人手が入り、刈られた草原にも回復が見られていた。メヒシバ、カゼクサを見ることが出来る。この分だと、アキメヒシバが見つかる可能性が高いと思った。
ここも、あそこも見るところはみんなメヒシバがひしめいている。メヒシバがほぼ制覇している草原である。背丈の高いもの低いものいろいろある。このなかに目指すアキメヒシバがありそうだ。
左の方はカゼクサが主体をなしているのに対し、右の方はメヒシバが主体をなしている。互いに住み分けているようだ。
左:カゼクサ 右:メヒシバ
メヒシバ群落を見ると、群落の縁にはイノコズチ、キンエノコロを見ることが出来る。イノコズチはあちこちで長い穂を出している。この群落の中でも、穂が伸びて来ている。花を少し詳しく見ようと思ってみたが、まだ花は開いていないようだ。キンエノコロはもう枯れてきているのではと思ったが意外だった。キンエノコロの咲く期間も長いと感じた。まだまだ新鮮さが残っている。よそよりは幾分穂が長いようにも思える。
イノコズチ キンエノコロ
カセクサの勢いも凄い。たくさんの株があり、そこから何本もの穂が出ている。穂を見ると、赤茶色の色が目に付く。白色に伸びているもの見える。「花が咲きだしているのは・・」と思い近づいた。しかし例のごとく、花が小さい。直接見ても、何が何だかよく分からない。接写写真を撮り、拡大してみた。間違いなく花である。先日、カゼクサについて調べたときはここまで見ることが出来なかった。
カゼクサの群落 花
メヒシバ群落の縁に目指すアキメヒシバが見つかった。メヒシバの数から比べるとごくわずかである。注意深く探さないと見つからない。メヒシバより小さいというので、小さそうなのを見つけては注意してみた。しかし見るもの見るものがメヒシバであった。「一番上の葉が茎を包んでいる」という手がかりも駆使してみたが見つからない。諦めては来た甲斐がないと思い、探し続けると、メヒシバよりひとまわり小さい小花がついている穂が目に入った。この瞬間、「これだ・・」と思った。よく見直したが間違いないと確信した。小花を見ると、円形に近い楕円形をしている。
メヒシバ 小花
撮影:9月17日(水)
記 平成26年9月18日(木)