ハイメドハギを見る
9月17(水)
久しぶりに来た岸根公園では見るものがたくさんある。ランニングコース沿いにあるコブシの樹を見た。岸根公園にはひょうたん広場に2本ある。そのうちに1本である。1本は花や果実が高い所にあるので、観察には不向きである。岸根公園へ来た時見るのはこの樹になる。
冬芽と果実がある。冬芽は早くからでき、ふさふさの毛を抱くので目に付く。しかし、これからの期間が長い。最初が大きいので、花が咲く直前まで大きな変化がないように見えてしま
う。果実は、ごつごつしている。名の由来の通り、握りこぶしによく似ている。
コブシ
コブシからランニングコースを挟んだ向かい側にクヌギの林がある。この林の中は何時もひっそりしている。目立つ花もないからだと思う。しかし、クヌギの樹を調べるには丁度いいところである。クヌギの果実を探した。毎年見るが、低いところにはなかなか見つからない。1歩足を踏み入れたところ、2-3本の果実がついた枝が落ちていた。見ると、落ちてからそれほど時間が経ていない。
クヌギを離れ、ランニングコースを左回りに歩いて進んだ。あまり天気は良くないが、歩いている人はけっこういる。キンモクセイが何本かある林に入ってみると、偶然ハイメドハギが見つかった。名前の通り地面を這っている。立ち上がった枝には花がつき始めている。白色の花弁についた青紫色の模様が目に付く。
ハイメドハギ
帰りがけに、イヌマキの果実を見た。オレンジ色の部分が花托(花床)で先の方の青い部分が種子になるというように誠に変った形をした果実である。
イヌマキの果実
撮影:9月11日
記 平成26年9月17日(水)