公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ユリノキ、ウバメガシ、マテバシイの果実

914日(日)
 
  中央公園へ出たが、やはり人はほとんどいない状況である。葉の生い茂るケヤキの並木を写真に収めることが出来た。何時もだと人の途絶えた瞬間を待つのだが、今日はその必要がない。こんなに葉がたくさん茂っている写真はこのような天気でなければ撮影のチャンスは巡ってこない。今度は紅葉の季節を狙いたいと思っている。
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ケヤキの並木
 
 中央広場には、ユリノキが一筋に植えられている。ユリノキの花は大型で横にオレンジの縞模様があり実にきれいである。1度見ると、再び見たくなるような印象的な花である。今は果実となっている。この果実を見たとき、冬芽と同じようなので、どこが違うのかと調べてみた。やはり違う。黒っぽく見えるのは柱頭であるという。毛でおおわれた雌しべがたくさん集まって1つの大きな果実を形成していることが分かる。
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ユリノキの果実
 
 公園にはウバメガシがたくさん植えられている。この果実を見ると、1カ所に複数の果実が見える。そこをよく見ると、1つだけが大きな果実になっている。小さなものは大きくならないのではないかと思えてならない。成長の早いものが養分をたくさん集め、他の果実にゆずらないような気がする。こんなところにも競争があるのだろうか。確かめてみたいと思っている。
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ウバメガシの果実 
 
 ひょうたん広場の東側のランニングコース沿いには、マテバシイが並木として植えられている。このマテバシイにもたくさんの果実が出来ている。細長い果実で、普通どんぐりというとこの果実をイメージする。樹についているところを見ると、いかにも不安定に見える。細長く大きいわりには殻斗が浅い。大きくなったら、勝手に落ちなさいと言わんばかりのつくりをしている。その通りで、熟した果実にうっかり手を触れると、ポロリと落ちてしまう。自然はうまくつくっている。
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マテバシイの果実 
 
撮影:911
 
 
  記  平成26914日(日)