公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ミズヒキ

911日(木)
 
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 藪の縁にミズヒキがたくさん出ている。細い棒状の枝に小さな花をつけている。赤い色の中にちらっと白身が見える。この花の写真に撮るのにいつも苦労している。花が小さいので何度撮影しても、焦点が合わない。今日見ると、花が開いているように見える。今まで何度も見ているが、このような場面に出会うことがなかった。ぜひ、この場面を撮影したいと思った。1枚、2枚と試みて、拡大して結果を見ると、いずれもボケている。半分諦めたが、何とかこのチャンスをものしなければ・・・。いつチャンスが来るか分からない。そのため、さらに撮影を試みた。すると、「これは・・・」と思えるものが1枚撮れた。花弁、おしべ、めしべが分かる。赤い花弁が3枚、白いのが1枚合計4枚見える。おしべは4本、めしべに先は2つに分かれている。我ながらいい写真が撮れたと思った。
 牧野植物図鑑によると、花弁はなく、花弁のように見えるのはがくになり、がくは4裂している。さらに、おしべは5本、大型の花柱が2個あるという。がくは確認できた。おしべが1本見えない。もしかしたら手前の方に1本あるのかもしれない。花柱は、2本が合着していて、先が2つに割れている姿になっているとすれば、記載通りになる。
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おしべ、めしべが見える
  
 顔を下に向け、白色透明の舌のようなものを出している。一見奇妙な動物を連想する。斜めに出た首、これが柄になることが分かる。白色透明の舌は何になるのだろうか。おしべか、めしべかと思われるが、決め手がない。
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舌のようなものを出した花
 
撮影:9月9日
 
  記  平成26911日(木)