崖に咲くセンニンソウ
9月10日(水)
階段の上から向こうの崖を見ると、白っぽい広がりが見える。一瞬、「今どき何だろう」と考えた。答えは直ぐに思い浮かんだ。「センニチソウであろう」と思った。それは、ここへ来る前に、坂を上っていたとき同じ白い花を見て、センニチソウと確認していたからである。望遠写真を撮って確認してみた。かなり遠かったが、拡大すると間違いなかった。この近くの崖を見ると、このセンニチソウがずいぶん蔓延っている。花のない時、このつるを見て、「これは何なのかなぁ」と思った。しかし、独特な葉のつき方を見てセンニチソウと判断していた。まさしくその通りだった。
白っぽい広がりが見える センニチソウ
階段を下りて行った。そして、いつもの通り下の藪を見た。斜面の崖は人手が入り刈られていたが、いつも見る崖はそのまま残されていた。うっそうと雑草が茂っている。ツユクサの鮮やかな青色が目を引く、別に珍しい花ではないが、これだけ咲いていると、綺麗に見える。カナムグの勢いも凄い、花もたくさん付けている。そこに混ざって、イノコズチの花も見える。イノコズチの穂はまだ短い。
うっそうと茂る雑草 ツユクサ
カナムグラ イノコズチ
藪を見上げると、クサギの勢いに圧倒される。目に見えるのはたった1本だが、花の枯れたもの、咲いているもの、蕾とたくさんついている。近くを見ると、本数は少ないが、幼木も見られる。5枚に見える花弁が大の字を描いている姿は一際目立つ。この花のおしべ、めしべも面白い。
生い茂るクサギ
蕾 花
記 平成26年9月10日(水)