オオマツヨイグサ
9月4日(木)
この中で、一番分かりやすいのはコマツヨイグサである。背丈が低く、地面を這っており、葉が小さく、深い鋸歯がはいいているところは、他のものとは著しく違っている。
試料
茎 茶褐色を帯びる、白毛がある
葉 長さ…9cm 幅…2.5cm 表裏… 微毛がたくさんある、裏の葉脈上の毛は長い
花弁 横…2.5cm たて…2.5cm 幅広のハート型、上部中央が少し凹む
めしべ1本、先端は4つに割れる おしべ8本
果実 長さ…1.7cm
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披針形となり無柄
オオマツヨイグサ
長楕円形で、短い柄があり、ながさ6-15cm、幅2-4cm
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から判断すると、試料はマツヨイグサではなくなるようだ。
オオマツヨイグサ
茎は高さ30-150cm、全開した剛毛があり、毛の基部は膨れて暗赤色の凸点となる。
葉 縁は強く波打ち・・・
アレチマツヨイグサ
茎は高さ30-120cm、斜上した毛があり、毛の基部はあまり膨れず、赤みを帯びない。
葉 多数の波状の鋸歯がある。
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試料の中には150cmを超えたものもある。毛は全開しているようだ。こうなると、オオマツヨイグサの可能性が高くなってくる。そこで、毛の基部は膨れて暗凸点の確認になる。ルーペで見ても分からないくらい細かい。接写写真を撮り、拡大してみた。何回か試みているうち、分かりそうなのが出てきた。毛の基部は膨れて暗凸点となっている。葉の鋸歯を見ても、鋸歯の数は少ないと思う。
以上から考えると、試料はオオマツヨイグサとなるようだ。結果としては以前と同じになった。
考察
記 平成26年9月4日(木)