公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハギが咲く

92日(火)
 
 公園の草も大分背丈が増してきた。この姿を見て、「そろそろ刈られるのでは?」と思っていたら、その通りだった。刈られた草が袋詰めにされてあった。見ると、今日は草刈り機が使われていないので、ひと安心した。草刈り機を使うと、あっという間に、原形がなくなり、そこに何があったか記憶を留めなくなってしまう。手作業のペースなら、刈られる前の状況を観察できると思った。
 残されたタチスズメノヒエが人の背丈を越すほどになっている。この草むらの中には繁殖力の旺盛なヒメムカシヨモギも入っているが、タチスズメノヒエが断然優勢になっている。
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断然優勢になっている タチスズメノヒエ
 
 花壇が違うと、様子が違ってくる。ここにはタチスズメノヒエは見えない。その代わりキンエノコロが優勢になっている。生息密度を見ると、「よくもこんなにぎっしりと」と思えるくらい詰まって生息している。エノコログサの勢いは凄いが、このキンエノコロもやはり凄い。この場所は、毎年キンエノコロ一色に変わる。
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キンエノコロ一色の風景
 
 ハギは秋の代表的な花である。公園の西側にわずか1本のハギがある。雑草の中に埋没しているので、気がつかないこともある。その先端に1つの花が咲いた。たった1つの花だが、紫の花は秋を伝えてくれる。ハギの仲間にもいろいろある。このハギはなんという名前だろうか。
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 ハギの花
  
 先日、入口のハクチョウゲに花がつき始めたと思ったら、今日はシモツケに花が咲いている。しかも花の数が多い。例年2度咲きするが、今年も咲きだした。季節は夏を終え、本格的な秋になったことが察せられる。
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撮影:831
 
 
  記  平成2692日(火)