公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

コスズメガヤ

826日(月)
 
  公園や道端にスズメノカタビラに似たものが目に付く。スズメノカタビラは一時の盛りを過ぎ、数は少なくなっていると思い、よく見ると、やはりスズメノカタビラではなかった。この時期のことで考えれば、コスズメガヤであると考えられる。以前コスズメガヤについては調べてみたことがあるが、再度調べてみた。
  
背丈 約25cm
1段目、2段目の節で曲がり、斜め上へ伸びている。
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 中軸から小枝が互生に分枝している。約15本ある。さらに分小枝に57個の小穂が互生している。
 小穂は、長さ約3mm 幅約1.5mm以下で、その中に57個の小花が互生している。
 「小穂の枝には腺点がある」というので、見ると、白色になっているのが確認できる。 
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 葉の長さは約10cm、幅約5mm。次第に細くなっている。葉の付け根には毛がある。よく見ると、葉の表面にも毛がある。
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考察
 コスズメガヤというので、スズメガヤがあるのではないかと調べると、こちらは山地の方にあり、やや大柄であることが分かった。また、「このコスズメガヤとニワホコリはどこが違うのだろうか」という疑問がある。葉の付け根の毛の有無、腺点の有無がポイントになるようだ。
 
 
  記  平成26826日(月)