オヒシバ
8月24日(日)
オヒシバ、メヒシバの勢いが凄い。この二つが住み分けているのが面白い。メヒシバは花壇の外へ出ることをしないが、オヒシバは逆に花壇の中へ入ることをしない。オヒシバは花茎も穂も太くしっかりしているので、踏まれても生きていけるつくりをしていることが分かる。オヒシバについては、あまりにも身近なので、詳細に調べることをしていなかった。
花壇の外に出ているオヒシバ
花茎は根から出ると、横へ広がってから立ち上がっている。しかも花茎は扁平になっている。このつくりを見ると、踏まれることに強く出来ていることが分かる。メヒシバの花茎が横に這い踏まれることに強く出来ているようだが、細く扁平でない。こういうつくりが住み分けを可能にしていることが分かる。
踏まれ強く出来ている
葉の基の方には毛がある。また葉舌も毛になっている。
穂は4-5本ぐらい出ている。1本の穂を詳しく見ると、穂には2列になって小穂が互生している。互生の様子も裏から見ないと込み入っていて分かりにくい。
2列になって小穂が互生
小穂の1つは、7つぐらいの小花から出来ている。小花をさらに細かく見ようとしたが、難しいと思ってしまった。写真からは葯が出ているように見えるが、確認は難しい。
小穂
小花を見ようと小穂を引き抜いて写真に撮ると、葯、雌しべが見えるようだ。この小ささなので、肉眼で見ることは出来ない。
かすかに葯、雌しべ(?)が見える
考察
オヒシバについて詳しく見たことはなかったが、穂の中の小花を見ていると、やはりイネ科の仲間であることが分かって来る。
撮影:8月23日
記 平成26年8月24日(日)