公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヒメムカシヨモギとアレチノギク

820日(水)
 
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             試料A                           試料B
 
 おや、この2つはよく似ている。しかしどことなく違うようでもある。ヒムカシヨモギとアレチノギクとの違いである。典型的なアレチノギクはヒメムカシヨモギより、全体が灰色っぽい。また、頭状花は一回り大きい。頭の中では分かるが、この2つも見ると迷う。このような場面はよく見かける。
 
そこで、2つの特徴を整理してみる。
 
試料A
試料B
細い
太い
 
明るい緑
灰色っぽい緑
 
角ばっている
角ばっている
 
長い毛
短い毛
縁に長い毛
縁に短い毛
 
表裏全面に毛は少ない
表裏全面に短い毛
 
縁に長い毛
縁に短い毛
舌状花がある
舌状花がない
 
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              試料A                           試料B
 
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試料A           表                           裏
 
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試料B           表                           裏
 
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試料A  花
 
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試料B  花
 
参考
 以前のヒメムカシヨモギについての記録
 葉から見た違い(観察点)
 
ヒメムカシヨモギ
細長い
全体に短い毛があるが、柄に近くなると目立つ
触ったとき
ふんわりして、やや厚く感じる
全面に上に伏した軟らかく、短い毛がある
軟らかく、短い毛がある
 
全面に上に伏した軟らかく、短い毛がある
 
葉脈上の毛が幾分長い
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
考察
 2つは一見同じように見えるが、詳細についてみると、微妙な違いがみられる。試料Aはヒメムカシヨモギ、試料Bはアレチノギクとなりそうだ。  
 
 
  記  平成26820日(水)