花壇の雑草 2
8月19日(火)
5月に花苗を植えたが、どうも中央花壇の草花は勢いがない。土が原因とは知っているが、雑草の影響もあるのではと思い雑草を取り除かなければと思い立った。
全体を見渡すと、コメヒシバが一番多いようだ。コメヒシバは一見ひ弱いようだが、どうしてかなりの勢いがある。草取りクワを打ち込みと簡単に抜けてくる。抜けた根の塊をほぐすと、根がつながっていて、各節から別の根が出ている。これはメヒシバと同じ性質である。
根がつながっている
次に多いのはカタバミのようだ。このカタバミは立ち上がっている。一掴みして引くと、簡単に抜ける。カタバミにはいろいろある。なかなか抜けず、かなりほじくると細長い球根のようなものがついているものもあれば、芋づる的に抜けてくるものもある。赤茶色のものは、芋づる的に伸びているカタバミである。
アカカタバミ
中央花壇の土へ草取りクワを打ち込むと跳ね返ってくる。見ると、ケヤキの根が伸び回っている。別のところへ打ち込んでみても同じである。中には太い根にも出っくわすこともある。花苗植えの時、クワの刃が立たなかったことを覚えている。この状況だから、花苗は根が伸ばせず弱ってくることは予想していた。水をくれても、ほとんどはケヤキが吸い上げてしまう。
花苗はケヤキに負けても、雑草類は生き延びる。雑草類の多くは根を深く伸ばさない。メヒシバやコメヒシバなどのイネ科のものはひげ根であり、根茎を横へどんどん伸ばして生きている。ケヤキの根とはうまく住み分けていることが分かる。
ひげ根 根茎が横へ伸びる
草を取りながら、「この草の名前は何だったか」と調べていると、草取りの作業に苦痛を感じない。その代り作業が進まない。大きくなったもの、芽生え始めたものといろいろな成長過程の雑草を見ることが出来る。
記 平成26年8月19日(火)