雑草を除去した公園
8月21日(木)
花壇の中にはちょっと見ただけでも、いろいろな雑草がある。雑草と言っても、みんな命を持っていて、今の時を生きている。生きているということに関しては、人と同じである。雑草を抜くことは、生命を断つことになる。生命の尊さを考えながら作業を進めることがたいせつである。
コニシキソウがある。どこにも見られ珍しくはないが、今小さな花をつけているようだ。この花はよく見ると、杯状をしているそうだ。
葉が対生になっていて、毛の多い草が見つかった。花が咲いていないので、ちょっと迷ったが、ハキダメギクと分かった。ハキダメギクは名前の通り、あまりきれいでないところに咲く。このままにしておくと、どんどん増えてくる。
スベリヒユ、今年も何回か触れた記憶がある。飢饉の時にはこれを食べたという。小さいが黄色いきれいな花を咲かせる。
チチクサモドキも繁殖力の強い雑草である。「日陰にこんなにたくさん」と思えるくらい繁茂しているときがある。公園のセンダンの下には毎年そのような光景が見られる。
チチクサモドキ
ヒメジョオンのロゼットが見つかった。この時期のロゼットだから、気候が良くなれば、年内に咲くかもしれない。しかし、このロゼットは今日抜かれる運命にある。
ヒメジョオンのロゼット
勢いのなかった花苗も雑草を除去すると、一見元気が出たように見えてくる。錯覚だが、花壇らしくなった。
雑草を除去する前 雑草を除去した後
撮影:8月17日
記 平成26年8月20日(水)