ネムノキの花
8月10日(日)
東側のサルスベリの花を見終わったので、西側のも見てみようと公園内を移動すると、公園の中央にあるネムノキの梢がピンク色に染まっていた。「あれ!花が咲いている」と思った。ここのネムノキの花は6月に1度花の開花を見ている。その後花が終わり、蕾のようなものがたくさんできていた。形からして、蕾に間違いと思った。いま花となっているものは、その時の蕾であろうと予想できる。ネムノキはやはり8月に咲く。昨年の記録もそうだった。早咲きのものが6月に咲き、多くのものは8月に咲く。つまり、ネムノキは2度の開花期があるようだ。
ネムノキ
扇形に大きく咲く花を近くで見ると、ピンクの毛のようなものがたくさん出ているのが分かる。枝先からたくさんの花枝が出ていて、その先に小さな花や蕾がたくさん集まっている。1つの小花を見ると、がくは円筒状になっていて、先が5つに割れている。その中心から毛のような雄しべがたくさん出ている。花弁はどこにあるのか探した。花弁とがくとの境がはっきりしない。資料によると、「花弁は合着していて、先が5片に分かれ…」とあるので、この円筒状の上部が花弁と考えられる。
ネムノキの花
小花 花弁の先が5つに割れている
「雌しべはどこにあるのだろうか」と探してみた。糸状のものはピンク色をしていて、いずれも雄しべになる。よく見ると、たくさんある糸状のものの中に一回り長い白色のものが1本ある。ひょっとしたらこれが雌しべであるかもしれない。資料を当たるとやはり白色のものが雌しべであると出ていた。
雌しべ:白色で長いもの
考察
普段、高いとこの花は望遠で写真を撮るぐらいで通り過ぎるが、脚立を持っていたので、直接花を見る機会が出来た。ピンクの細い毛のようなものが雄しべで、白色のものが雌しべであることを知ることが出来た。花弁とがくについて知るには、さらに詳細に観察する必要が出てきた。
記 平成26年8月10日(日)