公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

星状毛を考える

7月26日()
 
 図鑑の説明を見ていると、「星状毛」という言葉をよく見かける。白い毛、綿毛、長い毛・・・等はどんな毛かイメージがわくが、星状毛となるとイメージがわいてこない。字から考えると、「星の形、1点を中心に広がっている・・・」等が考えられる。このイメージでいいのだろうか。
http://naturelog.main.jp/plants409.html」さんのページに分かりやすい写真が掲載されていた。この写真によると、やはり上のイメージでいいことが分かる。
 アカメガシワの両面に星状毛があるというので、ここまでさかのぼって考えてみた。葉を見ても肉眼では、このイメージはわいてこないし、毛の有無すらよく分からない。表面を指の肌でなぞってみて、毛の存在が分かる。しかし、毛の形はほとんど分からない。接写写真を撮り拡大してみた。広がりがありそうには見えてきた。これが星状毛というのだろうか。そう思ってみれば、イメージがわくが明確には分からない。
イメージ 1イメージ 2
         表面                   裏面
 
 枝についても同様に写真を撮り拡大してみた。
イメージ 3
                    枝
 
 ナスなどの葉にはもっとはっきりした星状毛が見られそうだというので、近くに見られるワルナスビの葉を採集してきた。いろいろな方向へ伸びる毛を見ることができるが、放射状にはなっていない。もっと性能にいいレンズを使わなくては見られないのだろうか。
イメージ 4イメージ 5
         表面                   裏面
 
考察
 アカメガシワの特徴である星状毛を調べてみたが、明確な解答が出てこなかった。もの自体が小さいので、高性能の双眼実体顕微鏡あたりを使わないと確認が難しいのかもしれない。星状毛は放射状に広がる短い毛と考えればよさそうである。
 
 
  記  平成26年7月26日()