公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヘクソカズラの葉について

717日(水)
 
 浦島公園沿いの道路の中央に植え込みがある。ここはどなたが管理しているのか分からないが、ほとんど人の手が入るということはない。そのため雑草を調べるには手ごろな観察地になっている。このところつる性の植物を調べてきたので、公園に入る前にここの植え込みで足が止まってしまった。
見ると、葉が対生になった細い葉をつけたつる性の植物がある。「ヘクソカズラ」と思ったが、自信がない。
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ヘクソカズ
 
メモを取ってみた。
 1.ツルは赤みを帯びており、疎らに細く短い毛がある。
 2.葉の基部はへこみ、全体が細いハート型になっている。明るい緑色をしており、表面には短い毛   がある。ふちは全縁で、ここには短い毛が密生している。裏面にも短い毛があるが、葉脈上に密生している。
 




 


 今まで見てきたヘクソカズラの葉は巾が広く、楕円形に近い形をしていた。写真は比較的若いヘクソカズラなので多少の違いがあるのかもしれない。葉の大きいのを見ると、葉が細くない点を除けば、特徴はほぼ一致している。
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大きい葉のヘクソカズラ 
 
 花は円筒型をしており、先が5つに割れている。円筒型の花弁の外側には細かい毛が密生している。花弁の縁は波を打っており、中央が赤みを帯びている。
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 考察
 葉が細く、ヘクソカズラとは思えなかったが、つるを辿っていくと花に到達していた。花を見ると、正しくヘクソカズラであった。葉の特徴を調べると、大きい葉も小さい葉も特徴は一致いていた。外見にこだわらず、地道に検索すれば、目的地に到達することが分かった。
 
  記  平成26年7月17日(木)