公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アケビ、ミツバアケビが現れる

715日(火)
 
  「うだる暑さ」とはこのことだろうか、日に少しでも当たると、歩きたくなくなるが、この酷暑の中を近くの公園へ出かけた。日に照らされても元気にはしゃぎ回っている子どもたちの姿を見て、思わず「子どもたちは元気だなぁ」と思った。
 刈られた植え込みにも夏がやってきている。かなり痛めつけられ、「今年はだめかなぁ」と思われていたが、やはり雑草といわれるだけあって、生きる力は強い。エノコログサ、ヒメムカシヨモギアキノノゲシなどが顔を出している。
 猛威を振るうエノコログサは健在だ。個体数も増え、穂を高々と伸ばしている。エノコログサの穂は普通直立するといわれるが、成長するとそうでもないようだ。今見ていても穂の中に垂れかかっているものがある。そろそろエノコログサについて詳細を調べられるときが来たようだ。
 エノコログサをとり囲うように繁茂しているのはヒメムカシヨモギである。このところぐんぐん背丈を伸ばしている。個体数も多く、こんなにもと思われるくらいの込み具合をしている。
 大きな葉をつけているのはアキエノコロである。これからまだ背丈を伸ばし、秋口に黄色い花をつけるが、意外とかなり前から姿を表している。一見アザミの葉に似ているので、芽生え初めは紛らわしい。
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エノコログサとヒメムカシヨモギ                 アキノノゲシ
 
 この小さな葉を沢山つけたものは何だろうか。エノキグサの気がするが、こういう姿をしていると、自信がなくなる。いつも見るときは、こんなに沢山群がっていない。今まで葉腋から出た花の姿を見て確認していた。しかし、葉の形からすると、ほぼエノキグサと思う。
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エノキグサ
 
 公園へ一歩入っただけで、暑さで参ってしまった。近くの雑草を見ようと、公園の外にある植え込みに目をやった。人の手が入っていないだけに、自然の状況が分かる。いろいろなものが絡み合っているようだ。ヘクソカズラらしいものが目立つ。サツキ全体を覆っている。さらに地面も這っている。ヘクソカズラだけかと思ったら、まだある。
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 「これはアケビかなぁ」と思われものがある。つる性で、5枚の葉が互生している。藪へ行くと、別に珍しいものでもないが、こんな街中の道路にも出てくるとは、どのような過程を通ってここに出てきたのか不思議である。
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 アケビを見て不思議に思っていたら、直ぐ近くにミツバアケビがあった。こんなこともあるのかと、自然の不思議さを感じた。たぶん上のアケビと同じようなケースでここへ辿り着いたこと思う。
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ミツバアケビ 
 
 撮影:7月14日
 
 
  記  平成26年7月15日(火)