公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

これはオカトラオと思う

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 下の池の河畔から山へ入る道がある。そこを入った先には、ムラサキシキブがある。先日まで花を沢山咲かせていたが、今はもう花は落ちている。
 先日、この山へ入ったところに「この花の名前は・・・」と考えていたものがある。再び訪れると、多くは花が終わってしまっていた。「これはしまった」と思った。花を見る機会を失ってしまったようだ。面影が残っているものはないか探すと、1本見つかった。これから咲き始めるところだ。どうもこの花はオカトラオのようだ。オカトラオの花は「穂状で、先端が曲がる」のが特徴である。ここのは直立していたので、名前を決めかねていた。花を終えたものを見ると、先端が曲がっているものもある。ということは、これから穂が伸び、曲がってくるものと考えられる。
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オカトラオ
 
 山へ入ってみた。この道がどこへ通じるか分からない。でも、とにかく行ってみようと歩き出すと、足元に、ヤブミョウガと思われるものが見つかった。以前、別の場所だが、秋口に濃紺の果実を見て「この植物の名前は?」と調べたら、ヤブミョウガと出てきた。今果実はない。しかし葉がそっくりである。
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 人が入らないせいか、下草が足元まで迫ってきている。チヂミザサと思われるものが一面を覆っている。そこを通り抜けると、何処かで見た覚えがある。葉が見えた。葉は羽状複葉になっている。キンミズヒキである。山へ入りかけると大抵この花に出会う。黄色い花をつけるが、今は花がないので、注意していないと、気がつかない。
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 崖などにヤブマオはよく見かける。楕円の大きな葉をし、夏に数本の穂状の花をつける。今見るものは、一見ヤブマオに似ているが、よく見ると、葉のもとが平らになっている。ここが大きく違うようだ。調べると、メヤブマオと出ていた。
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メヤブマオ 
 
 
撮影:7月2日
 
 
  記  平成26年711()