エビヅルとノブドウ
6月3日(火)
先日エビヅルの雄花を確認した。しかし、雌花は確認していない。エビヅルとノブドウの区別もはっきりきり分かっていない。三ッ池公園へ行けば、その糸口が見つかるのではないかと、訪れ探した。
「これはエビヅルではないか」そう思い、花を見た。花を見て吃驚した。探し求めていたエビヅルの雌花である。秋になると、エビヅルと思える果実はよく見る。しかし、雄花と雌花とがあるとは知らなかった。エビヅルであればみんな果実をつけるとばかり思っていた。エビヅルの雌花を見ると、雌しべが飛び出ている。雄花とは全く逆である。
エビヅルの雌花
エビヅルは2節からつるが出て、1節休むという。確認してみた。そのようになっている。そのうち葉の形が大きく違うものが出てきた。つるの出方を見ると、2節出て、1節休んでいる。これは変だと思った。しかし、エビヅルの葉には変形したものがあることを知っている。この葉はエビヅルというよりも、ノブドウに似ている。しかし、ノブドウは各節からつるが出ていることになっている。
これはエビヅル
念のために葉のうらを見た。白色の毛が密生している。どう見てもエビヅルである。しかし、花はないし確認できない。そのうち、また同じような形をしたものが見つかった。先程のものとは何となく違っている。もしかしたらこれがヤマブドウかもしれないと感じた。葉のうらを見ると、毛が密生していない。毛は主に葉脈の上にあるようだ。ノブドウの特徴と一致する。エビヅルの葉は艶があるようだ。表面ある毛についてみると、ノブドウのほうが密生している。
エビヅル
エビヅルの雌花とノブドウを見つけたが、まだ半信半疑である。特にノブドウについては自信がない。昨年見たときのノブドウの葉は非常に大きかった。もしかしたらヤマブドウだったかもしれない。どちらが本当のノブドウだか分からない。
撮影:5月30日
記 平成26年6月3日(火)