公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アジサイが色づく

531日(土)
 
 夏の日差しが強く照り付けている。子供たちはこの暑さをなんとも感じず、はしゃぎまわっている。親は、暑さを凌ぐため日陰から子供の姿を見守っている。
  刈り込みの手が入った公園にも、雑草は芽を吹き始めてきた。多くの雑草はまだ復活の姿は見えないが、ホソムギは以前より小柄であるが、はっきりと穂を出し小花をつけている。「短期間に芽生え結実する」素晴らしい知恵を身につけている。
 
 自然のままに放置され、厳しい環境であったにもかかわらず、サツキが赤い花をつけた。ろくに水も与えられず、目一杯生きてきたのだろう。周りを雑草等で埋め尽くされているが、強く生きようと、命をつなげる姿にはけなげさがある。サツキの隙間をねらってゼニアオイが立ち上がり赤紫の花をつけた。昨年も同じところに花を咲かせてきた。 
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サツキとゼニアオイ
 
 ハクチョウゲの勢いが衰え、公園の外回りの垣根が寂しくなったが、内側の垣根のシモツケがピンクの花をつけ始めた。遠めにも淡いピンクがわかるようになってきている。大きなケヤキのつくる日陰に咲くこの花は暑さを忘れさせてくれる。
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 色をつけたシモツケ
 
 1株のビヨウヤナギに黄色い花がついた。長く飛び出し、くるりと反り返る長い雄しべがこの花の特徴となっている。夏の強い日差しの中で、黄色く光輝く姿には暑さに負けない逞しさが感じられる。
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 ビヨウヤナギ
 
 シロツメクサの繁殖力は強い。芝生地をあっという間に制覇してしまった。余り好まれない花だが、昔は空き地というと、必ずこのシロツメクサが見られた。ところが今ではこの花の生育範囲も狭められているように思える。 
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 道沿いに植えられたアジサイに青い色がつき始めた。アジサイの季節の到来である。これからはいろいろなところからアジサイの便りが聞こえてくる。花のみずみずしさは人の心を癒す神秘的な力を持っている。 
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撮影:5月30日
 
 
  記  平成26531日(土)