スイカズラが咲く
5月20日(火)
民家の垣根にウツギの花がきれいに咲いている。この花が「ウノハナ」ということらしい。歌詞にあるよう、初夏を思わせる花にぴったりする。今頃、緑のあるところへ近づくと、この花があることに気がつく。「雄しべの花糸に平たい翼がある」というので確認した。確かにあった。
ウツギ
白幡西の森から浦島丘のいつも行く藪へ回った。ここのコゴメウツギが咲きそうになっていたので、気になっていた。ちいさな黄緑色の花が咲いている。ウツギに似た小さな花なので「コゴメウツギ」という名がつけられたというので、よく見た。ちょっと見ただけではウツギの花とは思えない。白色の花びららが5枚で、花びらは後に黄色くなっていくという。
コゴメウツギ
この藪には昔の柿木が数本残されている。何の手入れもされていないが。今年も花をつけた。雌雄同株であるというので、雄花と雌花がある。今見ているのはどちらなのか、確認したいが、細かな所まで見えないのが残念だ。
カキの花
小学校の前の崖下を見ると、ササの陰に先程のウツギと同じ花がある。花を取ることはできなかったが、写真で雄しべを確認した。やはり平たい翼がある。ウツギに間違いない。
ササの陰のウツギ
ウツギに目が行っていたが、目をそらすと、黄ばんだスイカズラに気がついた。「もう、スイカズラが咲く時期になったのか」とあらためて時の去っていく速さを感じた。黄ばんだものばかりかと、辺りを見ると、まだ白色の新しいスイカズラの花も見つかった。
撮影:5月18日
記 平成26年5月20日(火)