エビヅルが出てくる
5月19日(月)
白幡西の森にはコナラが低いとこまで枝を伸ばしている。いま思うと、ここで花を観察すればよかったと思った。花を見続けたところはいずれも枝が高いところにあるのでよく観察できなかった。
ここの枝には新しい果実が出来ようとしている。コナラの花を探していたとき、コナラの近くへ行くと、10cm余りの枯れたような穂状のものが多数落ちていた。やたらに多いのに驚いた。最初は「これはどこから落ちてくるのか」と上空を見回した。コナラの雄花と分かって、「花の時期は過ぎ去ってしまったのか」とがっかりした。
そのとき「ここへ来ておけば」と悔やまれた。そのときは、雄花が中心あったので、雌花は中々見つからなかった。今見ているのは雌花が成長した幼果である。幼果だけを見るとけっこうあることが分かる。 今の段階では、果実の面影は出てこない。枝をはじめ、幼果全体が柔らかい短い毛で覆われていることだけが分かる
コナラの幼果
ここでは「エノキもよく見られたのだ」と分かった。時期を適切に捉えて足をこまめに運べばよかった。今球状になった緑色の果実を見ることが出来る。枝から長い柄が出てその先に1つずつの果実が下がっている。ほとんど無毛のように見える。若い枝、柄には毛があることが分かる。
エノキの果実
エビヅルと思えるものがあった。この時期のせいかきれいな緑色をしている。果実のように見える小さな緑色の粒は時期から考えて、蕾と思われる。葉の表面には余り毛がなく光沢があり、裏面を見ると、黄緑から褐色で細かい毛が沢山ある。
エビヅル
葉:表面 葉:裏面
撮影:5月18日
記 平成26年5月19日(月)