公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ユリノキが咲く

57日(水)
 
 ホオノキが咲きだしたので、そろそろユリノキやタイサンボクも咲くのではないかと思い岸根公園へ出かけた。朝から気温が上がらず、肌寒さがあるが、連休の最終日とあってか、予想以上に家族連れが来ていた。小さな子は寒さを知らず、親の元を離れ、駆けずり回っていた。
 公園へ入ると、直ぐ目に付いたのはスダジイだった。スダジイの梢が白色がかっている。花が咲き出した証拠だ。
 
牧野植物図鑑によると
 6月頃に上向きの穂状花序を新枝の葉腋から出し、密に黄色の雄花を開く。雄花の萼は56裂。雌の花序は下部の葉腋から出て花柱は3
となっている。
 
 雄花がありすぎて焦点が合わず鮮明な写真を撮ることが出なかった。雄花の穂は確かに葉腋から上向きに出ている。もう一度、撮影に挑戦してみなければならない。雄花を1つ取って撮影をしたほうがよさそうだ。雌花については、その存在すら確認できなかった。イメージ 1
イメージ 2
スダジイ                          雄花
 
 近くにウバメガシがある。スダジイより一足開花が早かったようだ。既にほとんどの花が落ちてしまっている。わずかに残されたものを探し、撮影したが、鮮明に撮影する出来なかった。
イメージ 3
ウバメガシ
 
 中央広場へ向かうと、入るところに大きなトチノキがある。花が終わりそうな時期になっていたので、見られるか気になった。見上げると、残っている。大丈夫のようだ。しかし、花の位置は高い。撮影が難しい。ひょうたん広場のランニングコース沿いにもトチノキがある。そちらへ行ってみた。花は残っている。こちらは幾分低いところにあり、撮影しやすかった。
イメージ 4
 
 中央広場に出て、ユリノキを見た。ユリノキの花は大きく、オレンジの模様がある。ひょうたん広場へ向かっていくと、花が沢山ついているユリノキがあった。見事についている。どの花を撮影に選ぶか迷った。クリームの花びらに入るオレンジの模様が実に鮮やかである。この花の開花を見て、今日の1つの目的は叶えることが出来た。次は、タイサンボクの開花である。
イメージ 5イメージ 6
 
 ひょうたん広場へ入ると、花壇のそばにタイサンボクの樹がある。岸根公園には、ここに1本だけある。タイサンボクの花は白く、非常に大きい。遠めに見ていると、いまのところ花の存在は分からない。どうも開花していないようだ。近づくと、やはり開花前だった。蕾は大きく膨らみ、こころもち色づいているようにも見える。もう直ぐ開花であることが分かる。チャンスを逃さないようにしたい。
イメージ 7
タイサンボク 
 
撮影:56
 
 
  記  平成2657日(水)