公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

弘前公園のサクラ

55日(水)
 
  弘前駅から直行バスに乗り弘前公園へ向かった。バスを降りると、多くの人でごった返していた。入り口の堀がサクラの花で隙間なく埋められている。ピンクの道路と見間違える。色づいた水面は歩けそうに見える。この光景が来た人の目に留まっていて、人は動きを止めている。
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花びらで埋め尽くされた堀
 
 門から赤みを帯びたサクラが見えている。何というサクラかと思いながら、門をくぐった。ヨコハマヒザクラと名前がついていた。横浜ではとうに花期を終えている。ここへ来て再び出会うことが出来た。北国で出会えるとは思ってもいなかった。
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イメージ 2ヨコハマヒザクラ 
 
 ベニシダレが見事に咲いている。角館も素晴らしかったが、ここのシダレザクラも劣っていない。
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ベニシダレ
 
 ひとまわり大きなサクラが咲いている。同じようなのが角館でもあったようだ。ソメイヨシノとは明らかに違うようだ。名前は分からない。詳細をメモし、調べてみようと思う
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 ひとまわり大きなサクラ
 
 幹周410cmというソメイヨシノの老木が花をつけていた。さすがに貫禄がある。弘前城のサクラは手入れが行き届いていることで名高い。この老木もその人たちのおかげで、みごとに沢山の花をつけている。
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幹周410cmのソメイヨシノ 
 
 まだ堀を渡っていない。人の出が多いので、中々先へ進めない。ここに橋がある。撮影のスポット場所になっており、入り込む余地がない。進むのには時間を待たなければならない。順番を待ち、ようやくサクラを通して城を撮影できた。
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サクラと城
 
 城内は広い、シダレザクラが見事に咲いている。緑色のギョイコウが咲いていた。このサクラはどこでも見られるわけではないようだ。ここにもこれ1本しかなかった。
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ギョイコウ 
 
 日が出て暑くなって来た。ここまで長く歩いたので、休憩したくなった。運よくベンチが空いたので、座った。目の前はシダレザクラが豪華に咲いている。休憩しながらゆっくりシダレザクラの見事さを堪能した。
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ベンチ前のシダレザクラ
 
 遠方に山がかすんで見える。岩木山だという。サクラを見続けていた目を岩木山に向けると、人ごみを忘れ、新鮮な気持ちが回復してくるようだ。
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 フゲンゾウというサクラがあった。このサクラの開花は遅いので、まだ蕾であった。咲いた時は白っぽく見えるサクラだが、蕾は赤みが強く残っている。
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フゲンゾウ
 
 子福ザクラという珍しそうな名のついたサクラがあった。小さなヤエザクラで、中央の赤みが目立つ。 
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子福ザクラ

 城内を歩いていると、ミズバショウが咲いていた。「珍しい」と思った。一角だが、湿地を設け育てているようだ。
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 そのほかにも沢山のサクラを見ることが出来た。城内は主としてシダラザクラ、中でもベニシダレザクラが満開で見事だった。「掘り近辺のサクラは散り始めた」と聞いていたが、まだ楽しむことが出来た。サクラのトンネルはソメイヨシノが満開状態で、サクラ吹雪とともに楽しむことが出来た。
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サクラトンネル
 
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イメージ 17              城と堀                     サクラと堀
 
撮影:51
 
 
  記  平成2655日(月)