公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ツツジのシーズンが来る

429日(火)
 
  最後のサクラ、関山も花が乏しくなり、サクラの季節が終わりを告げようとしている。華やかなサクラを見て充分満足することが出来た。どうあがいても、また1年経たないとサクラを見ることは出来ない。あの華やかな世界が夢のようである。
 サクラがなくなったが、三ッ池公園を歩くカメラマンは相変わらず沢山いる。ツツジが咲き始め、斜面を美しくしている。サクラは公園全体を覆っていたが、ツツジはそのようにはいかない。しかし、サクラとは違った美しい景色をつくっていることは間違いない。 
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ツツジ 中の池を見下ろす斜面
 
 ツツジに混ざり、サツキも咲き出している。サツキはツツジよりも花が小型だが、花の数は多く、葉をすっぽりと覆っている。赤、紫が非常に鮮やかで、人の目を引き付ける。
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サツキ:花の広場
 
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サツキ:遊歩道
 
 展望台広場にはフジの樹があり紫色の花をつけている。何回かこの近く通っていながら、ここへ寄らなかった。色は少しあせてきているようなので、咲き始めたのは大分前だったようだ。しかし、まだ充分楽
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フジ
 
 パークセンターから丘の上の広場へ向かった。この坂道にはツバキが植えられている。花はもういくつも咲いていない。この坂から左側の藪を見ると、赤みがかった大柄の花が見えた。「ここにこんなに大きな花をつける樹があったのか」と始めて分かった。花の感じはトチノキである。幹を見ると、今まで見てきたトチノキとは様子が違う。表皮が小さく剥げ落ちるような模様になっている。今まで見たトチノキの幹はきめ細かな網の目のようになっていた。花を拡大して見た。トチノキの花に間違いない。今まで見たのは、白色だが、このトチノキはベニバナトチノキになる。 
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ベニバナトチノキ 
 
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白い花のトチノキ
 
 
 
  記 平成26429日(水)